NICTの展示全容
多くのご来場者で賑わうNICTブース
例年、NICTは機構全体としてCEATECに出展しています。今年はNICTとしての戦略4領域(Beyond 5G / AI / 量子情報通信 / サイバーセキュリティ)とオープンイノベーションの取組や、革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業での委託研究内容を動画やパネルなどでご紹介したほか、 ICT 分野のスタートアップに対する支援策「NICT アクセラレータ・プログラム」や、その最終成果発表会である「起業家甲子園」「起業家万博」に出場した、スタートアップ / NICT 発ベンチャーを紹介しました。
サイバーセキュリティ研究所の展示
デモを交え、CYNEXの取組をご紹介。CYROPのAIアシスタントを初お披露目!
サイバーセキュリティ研究所からは、サイバーセキュリティネクサス(CYNEX)がCYNEXアライアンスのご紹介と2つのサブプロジェクトの展示を行いました。
こちらの展示では、CYNEX Co-Nexus Cにおいて開発しているセキュリティ人材育成オープンプラットフォーム『CYROP』の紹介を行い、受講者の学習サポート強化のための「AIアシスタント」を初お披露目いたしました。
現在CYROPでは、演習コンテンツの受講者の質問に対し、自動で回答するAIアシスタントエンジンの開発を進めており、CYROP LMS(eラーニング・学習管理システム)への搭載による参画組織への提供を予定しています。ブースでは開発中のAIアシスタントを展示し、デモの実演を行いました。「CYROPの教材を使ってみたい」と話す教育機関の先生方や、Co-Nexus Cに参画したいと話す企業の方もおられ、多くの方々の関心を集めていました。
さらに、Web媒介型攻撃の実態把握と対策技術の向上を目指したユーザー参加型プロジェクト『WarpDrive』において無償配布している、タチコマ・セキュリティ・エージェントのご紹介と、セキュリティ知識を遊びながら学べるゲーム機能の体験コーナーを設置しました。期間中約500名のみなさまが体験くださった他、攻殻機動隊ファンだという方が目を輝かせながら展示を見てくださっていました。
ブースご来場者
研究職を目指す、学生の姿も。
ブースには様々な業種・職種の方にお立ち寄りいただき、中でも、将来は研究職に就きたいと考えている学生さんの姿が多かった印象です。研究機関が何をやっているか知りたくて就職活動の一環で来ているという方などが、説明を聞きながら熱心にメモ取る姿も見られました。サイバーセキュリティ研究所そしてNICTでは、今後もこうした展示会やイベントの場などで情報発信を行っていきます。学生の皆様、NICTのブースを見つけた際はぜひ気軽に説明員にお声掛けください。