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Interop Tokyo 2024に出展!
新規開発CURE Watcherを初お披露目!

開催日:2024年6月12日(水)~14日(金)
場所:幕張メッセ(千葉県千葉市)
出展部署:サイバーセキュリティ研究所
(サイバーセキュリティ研究室、サイバーセキュリティネクサス、ナショナルサイバートレーニングセンター、ナショナルサイバーオブザーベーションセンター、総合企画室)
Interop Tokyoは日本最大規模のインターネットテクノロジーのイベント。毎年国内外から数百の企業・団体が参加し、技術動向とビジネス活用のトレンドを展示やセミナーを通じて紹介しています。2024年の来場者数は3日間合計で*124,482人に上りました。
(*公式Webサイトより)

今年の注目ポイント

CUREのカスタム通知機能『Watcher』を、動態展示で初お披露目!

サイバーセキュリティ研究所は例年、Interop Tokyoの会期直前に最新の研究成果のリリースをし、展示の目玉として最新技術の動態展示を行っています。
今年も開催前日の6月11日に『セキュリティ情報融合基盤“CURE”のカスタム通知機能を開発』をリリース。初日から、NICTブースではCURE Watcherの動態展示を実施し、一般公開の場で初お披露目を行いました。

新・研究所長 井上大介が、一般公開の場での就任後初となる講演を実施!

サイバーセキュリティ研究所では、前・研究所長の盛合志帆に代わり、令和6年4月より井上大介が研究所長を務めています。今回のInterop Tokyoは、新・研究所長 井上大介の就任後初となる一般公開の場への登場となりました。

井上による講演時には、たくさんのご来場者でブースがまたたくまにいっぱいに。講演での1番の目玉はCURE Watcherのデモンストレーション。皆さんスマホを取り出してその様子を撮影されるなど、多くの注目を集めました。

また、CURE Watcherのアニメーションにおけるこだわりのポイントとして、「神龍感」(神龍:シェンロン)と紹介した際は、笑っていいところなのか戸惑うお客様の微妙な反応が見られましたが、井上は「この感じ、好きです」と話しながら講演を続けていました。

さらに2日目の13日にはShowNetステージに登壇し、「サイバーセキュリティ研究の最前線 2024」というタイトルでセッションを行いました。

展示

サイバーセキュリティ研究の最前線と社会展開を紹介!

サイバーセキュリティ研究室の展示ブースではNICTER、DAEDALUS、NIRVANA改などの動態展示を実施。NICTブースの前を通りかかったご来場者様からは「カッコいい!」という声がたびたび聞かれ、3Dのビジュアルに惹かれてNICTブースに入ってくる方も多数いらっしゃいました。

サイバーセキュリティネクサスの展示ブースでは、事業領域ごとに分かれて活動する4つのCo-Nexusの概要を展示。さらに、Web媒介型攻撃の実態把握と対策技術の向上を目指したユーザ参加型プロジェクト『WarpDrive』において無償配布しているタチコマ・セキュリティ・エージェントのゲーム機能や、Co-Nexus Cで提供しているセキュリティトレーニング教材の体験コーナーを設置。 会期終了後も来場者からCYNEXアライアンス参画に関するお問い合わせやご相談をいただいており、産学官連携拠点としての取り組みに対する関心の高さを改めて認識する機会にもなりました。​

ナショナルサイバートレーニングセンターのブースでは、実践的サイバー防御演習『CYDER』、日本の未来を担うセキュリティイノベータを育成するU25プログラム『SecHack365』、情報処理安全確保支援士向け実践サイバー演習『RPCI』、それぞれの事業の概要を展示。さらに今年はSecHack365修了生の作品を紹介するパネルも展示。修了生たちのレベルの高さに感心する方もいらっしゃいました。

ナショナルサイバーオブザーベーションセンターのブースでは、IoT機器のセキュリティ向上を推進するプロジェクト、新しい『NOTICE』の概要を展示。NOTICE事業はこれまでオープンな場でご紹介することはありませんでしたが、令和6年度から事業領域を拡大させたことから、今年のInterop Tokyoで初めて展示を実施しました。ブース講演ではセンター長の衛藤が登場し、ご来場者様に事業概要の説明を行いました。

さらに、今年はサイバーセキュリティ研究所のリクルートコーナーも設置。ITエンジニアをされている方、これから就職をする学生さんなど就転職を考えている方がブースにお越しくださり、当研究所の仕事について熱心にお話を聴いてくださいました。サイバーセキュリティ研究所では現在も採用活動を行なっております。様々な研究テーマの公募があるので、このページをご覧の方であれば「これだ!」というものが見つかるかもしれません。ご興味のある方は是非、採用ページをご覧ください。

おわりに

今年のInterop Tokyo 2024 NICTブースにご来場いただいた皆様いかがでしたでしょうか?ご来場が叶わなかった方は、こちらのページで展示の雰囲気を少しでも感じていただければと思います。
サイバーセキュリティ研究所は今後も安心安全なICT環境の実現を目指し、さらなる研究などに取り組むとともに、研究成果などの情報発信を積極的に続けていきます。

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