NICTの展示
『Beyond 5G』の社会実装を支えるNICTの技術
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は『技術展示』において、現在開発中のBeyond 5Gに関連する最新技術の展示を実施。『テラヘルツ×時空間同期技術』や『AIとNTNを活用した基地局の省電力化技術』、『携帯電話圏外でも見通し外でドローンを制御できる自営網通信技術』、『安定した通信を支える宇宙天気予報技術』、そして『サイバー攻撃観測・分析システムNICTER』の展示などを行いました。次世代社会の通信基盤を築くべく、NICTは様々な分野において最先端の研究開発を推進しています。
サイバーセキュリティ研究所の展示
『Beyond 5G』のセキュリティに挑むNICTER
サイバーセキュリティ研究所からは、サイバー攻撃観測・分析システム『NICTER』の展示を行いました。
NICTERはインターネット上で発生する無差別型攻撃をリアルタイムに観測・分析するシステムで、インターネット上で起こっている現象を俯瞰的に把握し、新たな脅威の発見や対策の導出につなげています。NICTERは、Beyond 5G時代に求められる高度で広範なサイバー脅威への対応を支える、不可欠な基盤技術です。
ブースの様子
万博でのNICTER展示。子どもから海外の方々まで関心集まる
万博という一般向けのイベントということもあり、ブースに訪れる方はNICTについてご存じない方がほとんどでした。NICTERを初めてご覧になるという方も多く、日本に向けてたくさんの“何か”が飛んできている映像を見て「これは何ですか?」と興味を持って近寄ってきてくださり、その“何か”が「リアルタイムで届いている無差別型のサイバー攻撃の通信」であることをお伝えすると、「リアルタイム!?」「こんなにもたくさんのサイバー攻撃が届いているの?」と驚かれていました。
小学生のお子様に研究所長の井上が熱心に説明している印象的な場面も見られました。
また海外からのお客様に研究者が英語で説明する場面も数多く見られ、日本のサイバーセキュリティ技術を海外の方々に知っていただく貴重な機会となりました。
サイバーセキュリティ研究所は、Beyond 5G時代においても安心・安全なサイバー空間を実現すべく、研究開発に挑み続けます。