SecHack365とは
サイバーセキュリティに興味関心のある25歳以下の若手人材を1年かけて育成
SecHack365は“SECURITY + HACKATHON 365 DAYS”を意味する名称で、NICT主催の25歳以下を対象に約1年間をかけて行う長期ハッカソンです。受講生たちは大学や企業など様々な分野で活躍するトレーナーの指導のもと、モノづくりに取り組みます。25歳以下でセキュリティについて関心があれば誰でも受講が可能で、受講生の中には中学生の方も在籍しています。
今回けいはんなR&Dフェア2023に出展したブースでは、2018年度から2022年度までの修了生の作品の中から4作品を展示し、修了生には自身の作品について来場者に紹介をしてもらいました。
修了生たちの様子
作品への熱意-修了後も作品をブラッシュアップ
説明員として参加した修了生たちは、現役学部生や大学院生、また修了時には学生でしたが現在は社会人として活躍されている方など様々。SecHack365の修了後も作品をブラッシュアップし続け、その成果を発表している方もおられ、展示内容の説明からは自身の作品やセキュリティについての熱い想いが伝わってきました。
また「SecHack365に参加したことで、セキュリティに関心の高い友達ができた」と話す修了生もおり、SecHack365が知識や技術を磨くだけでなく、セキュリティに関する仲間づくりや、コミュニティー形成のきっかけにもなっているということを実感しました。
ちなみに修了生たちにSecHack365を知ったきっかけを聞くと、「大学の先輩に教えてもらった」という方や、「SNSで自分で見つけた」という方など様々でした。
この記事をご覧になって興味を持った方は、ぜひSecHack365のWEBサイトをご覧ください。
展示作品
今回展示&紹介された4作品
◆2018年度 思索駆動コース修了生 宮川 慎也さんの作品
「若年層向けセキュリティ知識・技術習得による人材育成と運用の横展開」
修了時の作品「サービスにおける利用者の不安軽減手法」
◆2020年度 学習駆動コース修了生 古田 花恋さんの作品(修了後にコンテンツを追加)
「セキュリティ啓発のためのコンテンツ制作」
修了時の作品「物語でセキュリティ啓発」
◆2022年度 表現駆動コース修了生 榊原 礼華さん・武藤 圭汰さんの作品
「ブロックコードでネットワークを学ぶ Blocket」
修了時の作品「ブロックコードでパケットを学ぶアプリ Blocket~」
◆2022年度 学習駆動コース修了生 板橋 賢志さんの作品(修了後独自に開発した作品)
「個人でもIoT Security」
修了時の作品「全レイヤー国産化で世界最強~UEFI教材編~」